イソフラボンとは、ポリフェノールのひとつでフラボノイドの一種です。
イソフラボンはマメ科の植物に多く含まれており、大豆には100g中に平均247.8mgという多量の大豆イソフラボンが含まれています。(出典:農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」)
大豆を使用したさまざまな食品には多くの大豆イソフラボンが含まれています。例えば、豆腐・味噌・醤油・納豆などに多くの大豆イソフラボンが含まれています。
イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ており、女性ホルモン受容体(エストロゲンレセプター)と結合することによって作用することが分かっています。
生体内のイソフラボンからはエクオールという物質が生成されます。エクオールはジヒドロテストステロン(DHT)と結合することによって、ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に受け入れられないよう阻害することが分かっています。エクオールは腸内細菌によって生成されますが、日本人の場合は2人に1人しか作ることができません。