AGAは保険適用の薬で進行を食い止められますか?

保険適用の薬でAGA治療はできない

保険適用の薬でAGA治療はできない

いいえ、AGA(男性型脱毛症)は保険適用の薬で進行を食い止めることができません。

一般的にAGA治療ではフィナステリドミノキシジルという薬が処方されます。日本皮膚科学会が定める男性型脱毛症診療ガイドライン2010年版にてフィナステリドとミノキシジルだけがA評価(行うよう強く勧められる)と評されています。現在AGAに対して有効な薬はこの2つだけと言っても過言ではありません。

保険が適用される治療であるかどうかは厚生労働省によって管理されていますが、AGA治療は保険適用外です。したがって、AGA治療で処方されるフィナステリドやミノキシジルは健康保険の対象にはなりません。

基本的に美容(見た目を美しくすること)を目的とする治療は保険適用外になります。例えば歯医者に行って虫歯を治療したりクリーニングしたりする場合は保険が適用されますが、ホワイトニングをしたり上質な被せ物を使ったりする場合は保険が適用されません。

病院で処方される薬ではなく、市販されている医薬品や医薬部外品を使う方法もあります。1つは大正製薬のリアップです。リアップはミノキシジルが配合されているため、発毛促進の効果が期待できます。2つ目は資生堂のアデノバイタルです。アデノバイタルはアデノシンという成分が配合されていますが、アデノシンは日本皮膚科学会が定める男性型脱毛症診療ガイドライン2010年版にてC1(行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない)と評されています。

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