メソセラピー(メソ注入)

メソセラピー(メソ注入)とは、薬剤を作用する部位に直接注入する治療法です。AGA(男性型脱毛症)の治療では、発毛や育毛に効果がある成分を頭皮に直接注入する治療をメソセラピーと呼ぶことが一般的です。メソ(mesoderm)は中胚葉という意味で、セラピーは治療という意味です。

メソセラピーはフランスのミッシェル・ピストーアが臨床研究を行って開発した治療法です。1958年にフランスの報道でメソセラピーという造語が誕生し、1987年にはフランス国立医学アカデミーにメソセラピーが専門分野として認められました。美容外科では部分痩せを目的とした脂肪融解注射というメソセラピーが人気ですが、現在はアンチエイジングや育毛などの分野でも応用されています。

AGA治療におけるメソセラピーでは、毛髪の育成を促すためにミノキシジルフィナステリド・VEGF(血管内皮細胞増殖因子)やIGF-1(インスリン様成長因子)等の成長因子(グロースファクター)・ビタミンなどをブレンドした薬剤を頭皮に注入します。ブレンドした薬剤はカクテルと表現されるのが一般的です。針を使わずに注入する方法があり、一般的にノンニードルメソセラピーと呼ばれます。

HARG療法は薄毛治療に特化したメソセラピーの一種(商標)です。